FP2級は独学で受かるのか?ということについてお話していきます。
私はこれまで100名以上の受験生を見てきました。
「独学で受かる人か」、「苦戦する人か」というのは実践している勉強法を聞くと、だいたい分かるようになってきました。
そこで、今回は独学で勉強するうえでのメリット、デメリットなどについて考えていきたいと思います。
独学で受かるのはこんな人
独学で一発合格できる人には、こんな共通点があります。
- 既に他の難易度の高い資格を独学で
取得している - 学生時代から優秀で、自分にあった
勉強法を把握している - 勉強計画を合理的に立てることが
できている - モチベーションの管理が自分でできる
- 分からない問題を自分で調べる力がある
私がこれまで見てきた独学で一発合格された方は、これらのスキルが備わっている人がほとんどでした。
勉強法について研究してきた私が辿り着いた一つの答えは、勉強の本質は全て同じ。
試験内容が変わっても、本質が掴めている人は、どの試験でも独学でできる、ということです。
超難易度の高い試験と言われるものは、さすがに難しいケースもあると思いますが、勉強の本質を掴んでいる人はFP2級のレベルであれば独学で一発合格することが可能です。
ここで言いたいのは、独学で勉強するのが良い、悪いということではありません。
今のご自身の状況において、独学で試験に臨むのが適しているのかどうか?という観点で考えてみましょう。
独学のメリット・デメリット
では独学で試験に臨むメリットとデメリットを考えてみます。
何と言ってもテキスト代だけで済むので、コストは安く抑えることができますね。
参考書や問題集も自分で書店に行って、いろいろ見比べて一番分かりやすいと思ったものを選んで勉強することになりますので、その点も独学のメリットですね。
特に仕事や家事、育児で忙しい方がほとんどなので、ご自身の生活リズムの中でのスキマ時間を上手く使って勉強することになるので、時間の自由度が高いという点も独学のメリットと言えると思います。
FP2級の勉強ツールは世の中にたくさんあります。
書店でのテキストもたくさんありますし、YouTubeの動画も然り、アプリも然り、たくさんありすぎて、どれが自分に合っているのか分からなくなります。
独学だと、誰かが管理してくれるわけでもないので、自分に甘えが出てしまうと勉強が後回しになってしまい、勉強時間が確保できなくなってしまう恐れもあります。
FP2級は範囲も広く、近年深い知識まで問われることも増えてきたので、難しい問題にぶつかったとき、理解が追い付かず心が折れそうになる可能性があります。
仕事で家のことで忙しい中、勉強するわけですから、たった1問の理解のために何時間も時間をとられるのは、非効率です。
独学の人からよく聞くのは、一人で勉強していると孤独になりがちで、漠然とした不安が押し寄せるという方もいらっしゃいます。
他にも頑張っている受験生を身近に感じることができると、私だけじゃないんだ!私も頑張ろう!と刺激なって頑張れる人も少なくありません。
このように、独学にはメリットとデメリットがありますので、ご自身がどちらに適しているかを考えてみるのが良いですね。
コストは「お金」だけではない
「お金がもったいないから独学で!」という人がいますが、一発合格すれば問題ありませんが、二度、三度・・・と落ち続けて受験することになったときのリスクを考える必要もあります。
コストとは「お金」だけでなく
「時間」も含まれます。
例えば5月試験まで残り3ヶ月で独学で頑張ると決めたとしましょう。
5月に一発で合格できれば何の問題もありません。
しかし、不合格だった場合はどうでしょう。
次の試験は9月です。
つまり5月試験が終わってから、また3ヶ月ちょっとFP2級の勉強に時間がとられるのです。
3ヶ月~4ヶ月という時間に対するコスト意識はありますか?ということなんですね。
もし5月試験で受かっていれば、次の資格試験に向けて勉強を始めることができたかもしれません。
もしからしたら、職場での昇給に繋がり、お給料が早めに上がったかもしれません。
もしかしたら、次の転職に向けて早めに動き始めることができたかもしれません。
もしかしたら、家計の見直しや投資に活かして、その分、資産を増やすことができたかもしれません。
つまり、何が言いたいかと言うと、
独学で受かる素質は持ち合わせていないけれど、
「お金がもったいないから独学で」と安易な選択をしたことにより
合格しなかったときの時間的コストまで考えていますか?ということですね。
人生は時間です。
時間は有限です。
その時間を無駄にして良いのか?ということを考えたいですよね。
FP2級を独学で頑張っている人がほとんどだとは思いますが、5回、6回と落ち続けている人も普通にいらっしゃるんです。
FP2級の勉強を始めて2年以上経過しているということなんですよね。
時間がもったいないと思いませんか?
さっさと通信教育なり、どこかの講座なりで、教えてもらっていれば、合格できていたかもしれませんね。
通信講座のメリット・デメリット
では次に通信講座を利用している人から実際に聞いたメリット・デメリットをご紹介します。
通信講座にもメリットだけでなくデメリットがあるとのことだったので、慎重に検討したいですね。
2回目以上の受験生は何割?
私の公式LINEに登録してくださっている方は2024年2月時点で360名を超えていますが、約4割の方が、登録時点で既に一度不合格を経験されている方です。
次の受験が3回目、4回目、5回目以上という方も少なくありません。
FP協会ときんざいから公表されている合格率を見ても、30%台ということを考えると、一発で完全合格されている人は明らかにそれより少ない数字になるので、大多数の人が独学の厳しさを痛感しているのではないでしょうか?
通信講座で勉強していたけれど、それでも受からなかったということで私のところに相談に来られる方も一定数いらっしゃいます。
合格サポーターとして意識していること
私は現在FP2級合格サポーターとして活動していますが、卒業生の8割は、FP2級合格後に別の資格取得を目指しています。
宅建、簿記、証券外務員、など引き続き勉強を継続している卒業生が多いです。
そんな状況だからこそ、私はFP2級に合格したあと、いかに独学で勉強できる習慣を身に付けるか?ということも学んでいただきたいと考えています。
そのため、大手の資格スクールのように一方的な授業は一切しませんし、通信講座のようにテキストや動画を一式お渡ししてひたすら見てもらうようなインプット過多の勉強法も推奨しておりません。
既にお持ちの市販のテキストと過去問道場さんをフル活用して合格できることを目指しています。
必要に応じて、補助資料としてオリジナルテキストをお渡ししているといった状況です。
とにかくご自身で問題を解いて、実践を積んで、自分で調べる習慣を身に付けつつ、分からない問題があったときに私が補足していくスタイルを敢えてとっています。
受講生には、卒業後にも活かせる勉強法を学んで欲しいという想いがあります。
通信講座では、質問はできるけれど回答に時間を要したり、文章だけでの回答で分かりにくかったというデメリットのお声もあったので、その辺のデメリットも私のサポートでは解消できるように心がけています。
最後に1点だけお知らせです。

もし独学に限界を感じて、この先どうしようと悩んでいる方がいらっしゃったら、私と一緒に勉強してみませんか?
公式LINEに「案内」とメッセージをお送りください。
どのようなサポートを行っているのか詳細をお伝えさせていただきます。
・勉強していて分からない問題があったときに
質問できる人が欲しい
・一人での勉強では不安
・早く合格したい
と思う方は、情報収集を兼ねて一度サポート内容の詳細を聞いてみてくださいね。
では、今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
合格目指して勉強頑張りましょう。